子どもたちには一人ひとり個性があり、その個性に応じた教育をすればよい面を伸ばせます。同様に、男の子と女の子の違いに応じて教育活動を行えば、男女それぞれの良いところを伸ばせるからです。
男の子と女の子では、社会生活で形成される違いだけでなく、生まれながらに違いがあることが脳科学の発達によって明らかになってきました。
もちろん、個人差はありますが、一般的に
「女の子は言語能力が高く」
「男の子は空間認知能力が高い」
と言われます。
また、女の子は同学年の男の子より聴覚が優れています。他にも、記憶の仕方、感情処理の仕方、成長スピード、行動、読書量、学習態度、友だちや教師との人間関係の築き方、欲しいもの、将来の夢など様々な違いがあるのです。
男子校・女子校では、一斉指導を行う際にも、こうした違いに基づいて教育活動を行っています。
男子校と女子校のメリットとは?
男子校と女子校のメリットとは、具体的にどのようなことでしょうか。
男の子は競争、また挑戦という要素を採り入れることで緊張感を持たせ集中力を高めることが有効です。
たとえば、学習課題をステージクリアするようなゲーム感覚で取り組ませると、男の子は目の色を変え俄然やる気を出します。
女の子は安心して学ぶことを好むので、男の子のペースで競争を採り入れると逆効果になってしまいます。
男女の成長の違いにも合わせて
個人差があるとは言え、女の子の方が男の子よりも心身が早く成長します。
前述のように言語力も女の子の方が優れています。
特に小学校高学年からの成長期は、その差が顕著にあらわれます。
男子校・女子校では、男女の異なる成長スピードに合わせた指導ができます。
また、異性の目を気にしないで、学習にも集中できます。
男の子は、女の子と比較されることなく、のびのびと過ごせます。
一生付き合える友達との熱い友情
男子校や女子校では、培った友情が長続きすることを多くの出身者が語っています。
一生つき合える友だちにも多く出会えるのも、同性同士の気取らない環境がその土壌にあるからです。
さらに、本学園に限らず、全国的に男子校には男性の教師が多く、女子校には女性の教師が多い傾向があります。
特に思春期の男女は、同性の教師による指導を受け入れやすく、模範にしやすいといった教育上の理由があるからです。
男子校と女子校に学力が高い学校が多いことは、こうした利点が総合的に作用しているからでしょう。
男子校を選んだ理由
本校に限らず、男子校に通わせている保護者が、
男子校を選んだ理由は以下のとおりです。
つまり、保護者の皆様が男子校に期待することは男の子としての全人格的な教育である、と言えるでしょう。
男子校にはそれを可能にする環境が整っています。
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