6年生では、卒業論文(以後「卒論」と略称)制作を行います。
今回取り組む38期生の卒論では、
世の中の“ふしぎ”や“はてな?”から考えた予想を様々な方法で確かめていく。
という、テーマ探究型の学習で進めています。
4月から6月にかけてはテーマづくりに取り組み、子供たちが“気になっている事”“興味のある事”“好きな事”から思いついた事をキーワードにし、そこから思い浮かぶ物事を線で繋いで書き加えていくマインドマップの形で表していきました。また、子供同士の交流学習を通じて互いのマインドマップにさらに書き加えをしながら発想を広げていきました。
こちらは、キーワードをもとに表したマインドマップです。自分が書いたマインドマップを子供同士で互いに読み合い、知っていることや思い浮かんだことがあれば、さらに書き加えをしていきます。そうやって出来上がったマインドマップをもとに、課題設定をしていきます。これが、“卒論のテーマ”となります。
上記の子供であれば
「レゴをインテリアの一部として取り入れると、住み心地がよくなるのではないか」
「火力発電に代わる発電方法が確立されれば、地球温暖化は防げるのではないか」
といったテーマを立てました。
今後、夏休みを通して調査や観察、実験、製作、創作等を通して、これからの検証を行っていきます。子供たちはテーマを深く研究していく過程で、新しい発見をすることもあれば時には壁にぶつかることもあるでしょう。しかし、紆余曲折をしながらも自分なりの結論に達し “納得解”が得られた経験は、きっと今後の子供たちにとって大きな財産となることと思います。
9月の新学期に、子供たちがどのような研究報告してくるか、今から楽しみにしています。
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