学校で過ごしていると「ありがとうございます!」という言葉をよく耳にします。
それは、児童生徒や教職員だけでなく、保護者や業者・配達員など多くの方々からです。
数年前、ある企業が20~60代の男女に「ありがとう」に関するアンケートを行いました。
“1日に何回「言葉(声)」で「ありがとう」と伝えているか?”というものです。
結果は、1日平均9.7回でした。多いのか少ないのか、受け取り方はそれぞれの立場で異なるでしょう。
「ありがとう」を伝える手段としては、世代が若くなるにつれて、やはりメールやLINEなどのテキストメッセージで送る割合が高くなり、直接言葉で伝える機会が減少傾向にあることも分かりました。
その一方で、「ありがとう」を伝えられると嬉しいのは「文字」ではなく、9割以上の方が「声」と答えています。
それは、言葉の方が、相手の人柄や気持ち・温かみを感じ取れるからです。
では、「ありがとう」と感謝の念を抱くのは、どのようなときでしょうか?
例えば何か品物をプレゼントされたら、もちろん嬉しいものです。
でも、その品物自体以上に、「相手の人が自分のことを思ってくれていた、時間や労力を費やしてくれた」といった、その背景にあることが何よりもありがたい、嬉しいと感じるのではないでしょうか。
これからAIに溢れた情報化社会の中で暮らしていきます。
その中においても、やはり挨拶と同じで、顔を合わせて感謝の言葉を伝え合うことは、お互いを認め合うことにもなり、心を穏やかにしていきます。
デジタル社会の中で、どのように“ひとの温もり”を伝え合うのかを引き続き心掛けたいと思います。
本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。
月 | モットー |
4月 | 礼儀 |
5月 | 敬愛 |
6月 | 勤勉 |
7月 | 友情 |
8月 | 英雄的瞬間 |
9月 | 責任感 |
10月 | 誠実 |
11月 | 秩序 |
12月 | 寛大 |
1月 | 清貧 |
2月 | 剛毅 |
3月 | 感謝 |
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