(学校新聞「たけうま」より)
日本語の寛大という言葉の意味は幅広いようですが、学校のモットーである「寛大」の起源である西洋の言葉は、英語ではgenerosityであり(これは実は寛大さの意)ます。
これは「ケチでない」とか「気前が良い」という意味を持っているようです。
お金のことが頭に浮かぶと思いますが、それだけではありません。
自分の物を人に貸したり、自分の時間を人のために割いたり、自分のエネルギーを人のために使うことも寛大さの表れです。
人に対してケチであるよりも気前よくありたいものです。
人から善い事をされたら返したくなります。
返す当てがない場合は、別の誰かにその恩を返そうとすると思います。
災害ボランティアでも、以前災害に会った方が別の地域で、以前こちらが災害に会った時にお世話になったという理由でボランティアに参加される方も多いようです。
寛大な行為には寛大さを持ってお返ししたいということでしょう。
こういった善の連鎖が増えれば、世の中はもっと良いものになるかも知れません。
ところでその連鎖はどこから始まるのでしょうね。
だれかが、人からしてもらっていないにもかかわらず、何かしてあげる人が必要です。
こういう人は正に寛大な人と言えるのではないでしょうか。
今月はクリスマスがあります。
悪い子には靴下に石炭を入れるそうですが、石炭をもらわずに済むようにどうすれば良いでしょうか。
例えばまずこちらから寛大な行いをしてみると、それを見たサンタさんが寛大なプレゼントをくれるかも知れません。
本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。
月 | モットー |
4月 | 礼儀 |
5月 | 敬愛 |
6月 | 勤勉 |
7月 | 友情 |
8月 | 英雄的瞬間 |
9月 | 責任感 |
10月 | 誠実 |
11月 | 秩序 |
12月 | 寛大 |
1月 | 清貧 |
2月 | 剛毅 |
3月 | 感謝 |
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