(学校新聞「たけうま」より)
「秩序」とは「物事を行う場合の正しい順序」「社会や集団が望ましい状態を保つための順番や決まり」のことです。
秩序の対義語は「混乱」「混沌」。
2011年の東日本大震災の際、交通機関がマヒした東京で駅やタクシー乗り場に並ぶ大勢の人々、支援物資の配給やコンビニやスーパーに並ぶ人々被災地の人々の姿がありました。
これらの様子が海外メディアに取り上げられ「日本では、なぜ商店などでの略奪行為が起ここならないのか」「大地震でも日本の治安は揺るがない」「これほどの被害にあっても日本人はパニックにならずに秩序を保っている」など、称賛の声が世界に発信されたのです。
私たち日本人からすれば当たり前のことですが、海外の人たちからすると驚くべき状況だったのです。
日本人の国民性といえばそれまでですが、海外のメディアは「日本人は学校教育や社会の中で、どんな状況でも社会の平穏のために自分をコントロールすることを学び、日本人の美徳である我慢が根底にある。」などと分析し紹介しました。
11月のモットーは「秩序」です。
秩序は広意義で用いられる言葉ですので「秩序を大事にしましょう。」と言われても私自身ピンときません。
周囲の人を思いやる気持ちを持つこと。
我慢すること。
優先順位を考えて行動すること。
見通しをもってスケジュールを立てること。
身の回りの整理整頓。
などを意識して、対義語である「混乱・混沌」の状態にならないようにしたいと思います。
本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。
月 | モットー |
4月 | 礼儀 |
5月 | 敬愛 |
6月 | 勤勉 |
7月 | 友情 |
8月 | 英雄的瞬間 |
9月 | 責任感 |
10月 | 誠実 |
11月 | 秩序 |
12月 | 寛大 |
1月 | 清貧 |
2月 | 剛毅 |
3月 | 感謝 |
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