11月17日(土)、第1回ビブリオバトル「チャンプ本決定戦」を行いました。
このチャンプ本決定戦には予選会を通過した3人が出場し、それぞれが持ち寄った本の魅力を語りました。
3人の語りはチャンプ本決定戦に相応しく、堂々としたものというだけでなく、発表内容(本の魅力について)もとても素晴らしいものでした。
3人の語りを終え、投票に移るとき、教室内にはなんとも言えない緊張感が漂っていました。
投票の結果、第1回ビブリオバトルのチャンプ本は『ジャンケンの神さま』に決まりました。
また、準チャンプ本として『電池が切れるまで』と『おとまりのひ』が認定されました。
この3冊は2学期中、教室内に展示し、クラスの子に読んでほしいと思っています。
ビブリオバトルは誰でも(小学生から大人まで)開催できる本の紹介コミュニケーションゲームです。
「人を通して本を知る。本を通して人を知る」をキャッチコピーに日本全国に広がっています。
ビブリオバトルは、楽しい本を持ち合って語り合うスポーツのようなコミュニケーションの場をつくる方法です。
その場を実現するために「チャンプ本を決める」という、一見、単純なゲームのような仕組みは、コミュニケーションの場に重要な効果を与えるのです。
1.みんながみんなの為になる本を持ってくるようになる。
→「自分が好きな本」というだけではチャンプ本をとれないので、紹介される、みんなの視点が自然
と盛り込まれてくる。
→独りよがりじゃない本を通してのコミュニケーションが生まれる。
2.発表者がみんなに語りかけるようになる。
→みんなが票を持っているので、一人ひとりに伝わるように一生懸命「語る」努力をするようになる。
3.聞き手もいつもより真剣に聞く。
→自分の一票でチャンプ本が変わってしまうかもしれない!聞き手にも一票が与えられることで、
ただ聞くよりも、積極的に発表を聞いてくれるようになる。
4.みんなで評価することで、みんなの視点がわかるようになる。
→他の人の評価がみえることで、自分のものの見方が一面的であることに気づき、多様な価値観に
気づくことができる。
5.スピーチに対するリアルなフィードバック。
→発表時のみんなの表情、終わったときの投票、その後の会話を通じて、みんなの意見がもらえる
ので、スピーチの練習にはもってこい。
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