2004年に環境分野でノーベル平和賞を受賞したケニア出身のワンガリ・マータイさん。
この方が環境を守る世界共通語として日本語の「MOTTAINAI(もったいない)」を広めることを提唱し、国内外で「もったいない」という言葉が注目を浴びました。『清貧』という言葉にはこの『もったいない』精神が含まれています。
聖ホセマリアは言いました。「真の清貧は、持たないことにあるのではなく、執着しないこと、物に対する支配権を自発的に放棄することにある。だから、実際には富んでいても、貧しい人がいるし、またその反対の場合もある」(『道』632)
「忘れないでほしい、必要なものを少なくする人ほど多く持つ者である。自分から必要なものを作り出してはならない」(『道』630)
つまり、「清貧」は「貧困」とは違います。「貧困」は状態であり、「清貧」は心構え・生き方です。だから、「清貧」は持ち物を丁寧に扱う、良い方を他者に譲る、不便なことを喜んで受け入れるなど具体的な行動に現れます。
しかし、物が溢れる現代社会で『清貧』を生きることは簡単ではありません。だからこそ、まずは日本古来の『もったいない精神』を実践していきたいものです。
カトリックの教えについて、もっと詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
精道三川台中学・高等学校「カトリックの教え」
オプス・デイ ジャパン「信仰を育む」
本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。
月 | モットー |
4月 | 礼儀 |
5月 | 敬愛 |
6月 | 勤勉 |
7月 | 友情 |
8月 | 英雄的瞬間 |
9月 | 責任感 |
10月 | 誠実 |
11月 | 秩序 |
12月 | 寛大 |
1月 | 清貧 |
2月 | 剛毅 |
3月 | 感謝 |
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