朝の会前から子ども達はそわそわとしていました。
それもそのはず!
この見学は 1学期からずっと子ども達が楽しみにしていた見学だったからです。
見学前に会議室で行ったオリエンテーション時から質問が飛び交います!
工場内に入ったら
「しゃべらない」、
「勝手な行動はしない」、
「製品には触らない」
など様々な注意を受けます。
白衣と帽子、それから履いてきた靴にもカバーをかけ、安全面・衛生面に注意を払いながら、
いざ工場見学へと出発!
まず目に飛び込んできたのは大量の豚の骨でした。
こうなるまでにどのような工程を経ているかこれから見てみましょう、と奥へと進んでいきました。
一つ一つに「これは良い肉!」と検査を受けたという印のハンコが押されていました。
製品としてお店に陳列されるまでの間20項目ほどの検査を受け、全てをクリアして初めて、消費者のもとへとやってくることを聞き、驚きを隠せない子ども達でした。
作業場ではベルトコンベアーで運ばれた豚肉が少しずつ捌かれていく様子も見ることができました。
また、顧客のニーズに合わせて脂を多めに切るなどミリ単位の細かい作業をされている方もいました。
工場見学が終わると会議室に戻り、
「一日に何頭くらい捌くのですか?」、
「最近CMでハムにネギを混ぜた商品があるのを見ました。なぜネギを混ぜたんですか?」
などと疑問に思ったことをたくさん質問しました。
ネギを混ぜた理由としては、地元を盛り上げたいという理由から地元島原のネギを使っているとのことでした。
何度も試作改良を重ね、ネギが一番マッチしたというのも理由の一つだと教えてくれました。
「豚肉って色んな所が使われていますよね!
豚の毛も豚毛と言ってブラシの材料として使われたり、
豚の皮も靴の一部として使われたりするよ!
豚は全ての物が活用されているから
豚の中でそのまま残しおくのは血と鳴き声だけです!」
ということも教えてくださいました。
工場見学を通して、「命をいただく」ということを学ぶとても貴重な機会となりました。
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