今年も4年生理科「ものの温まり方」単元での物作りで熱気球を作りました。
これまでの授業では金属、水、空気を温め、どのように温まって行くのかを、ロウやサーモインク(示温インク)、線香の煙を用いて調べました。
学習の最後に温まった空気は上に上がって行くことを利用して、熱気球を作りました。
これは、仮説実験授業研究会の名倉弘さんの取り組みを実践したものです。
黒いビニール袋を太陽の熱で暖め、浮き上がらせるものはよく目にしますが、今回は実際の熱気球に近づけるためアルコールを燃やして飛ばす方法を取り入れました。
台湾のお祭りでも取り組まれている様です。
材料は45ℓのビニール袋とニクロム線、アルミカップです。
アルミカップにはアルコールを染み込ませた脱脂綿を入れそれに火をつけて、温めた空気をビニール袋に溜め飛ばします。
飛ばすときは、火のついた脱脂綿が落ちてくることもあるので、気球の下に立たないことを確認し、事前に濡れた雑巾で火を消す練習をして本番に臨みました。
最初は苦戦する班もありましたが、後半には全ての班が気球を浮き上がらせることに成功しました。
実験を通して確かめた“温まった空気は軽くなり上へ上っていく”ことが、感動とともに子どもたちの脳裏に刻まれたことでしょう。
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