ごみゼロプロジェクトも、いよいよ最終日。
朝からホテルを出発した一行は、小茂田地区の散策へ向かいました。
ここは、1274年の文永の役で元・高麗軍が3万人の兵で来襲してきた際、80余騎で立ち向かった宗助国(そうすけくに)が主祭神として祭られた小茂田浜神社があります。
神社を参拝し隣接した浜を見てみると、ここでももたくさんの漂着ごみが目に飛び込んできました。
聞けば、数週間前に清掃をし砂浜を綺麗にしたばかりだったとのこと。
しかし、数日前の台風によって砂浜は一面ごみで埋め尽くされていました。
美しい砂浜がこのような光景になってしまい、とても残念な気持ちになりました。
小茂田浜からしばらく行った椎根(しいね)地区には、昔ながらの石屋根倉庫が残っています。
台風や季節風の影響を受けやすい対馬ならではの暴風対策の造りです。
昔ながらの街の様子に、タイムスリップした気分になりました。
見学を終えた一行は、いよいよ対馬空港へ向かいます。
5月からの4ヶ月間、ごみゼロプロジェクトで授業をして頂いた松井さんともお別れです。
お世話になったお礼として対馬出身MISIAの「アイノカタチ」を歌ってお礼をしました。
3日間の大冒険の旅は終了しました。
帰りの飛行機から降り立った子供たちの表情からは、達成感と充実感が感じられました。
きっとこの大冒険での経験を、これからの生活に生かしていってくれることでしょう。
最後に、4年生17名が対馬で目にした”海ごみ”は、想像していたものを遥かに超えたものでした。
その事実を知ったからこそ、海ごみ問題をたくさんの人達に知って欲しいと思いました。
この記事を通して、多くの人が対馬に目を向け海ごみ問題に関心を持ってもらえることを願っています。
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