2学期が始まり、今年も9月限定の取り組み「名文暗唱」に全児童がチャレンジしています。
名文暗唱のねらいは以下の通り。
1.長い間、人々に親しまれた古今の名文に親しむ。
2.名文に接することで、ことばの感性を養い、語彙を増やす機会とする。
期間限定で行われるこの活動は、昨年までの自分の記録をどこまで更新できるか、に焦点をあて、一言一句間違えずに暗記暗唱します。
休み時間に先生に聞いてもらい、合格すると名文暗唱冊子の裏表紙にサインをしてもらいます。
暗唱する名文は以下の通りです。
初級
1.いろは歌(作者不詳)
2.山のあなた(カール・ブッセ)
3.道程(高村光太郎)
中級
4.徒然草序段(吉田兼好)
5.土佐日記(紀貫之)
6.小景異情(室生犀星)
7.奥の細道(松尾芭蕉)
8.論語(孔子)
9.平家物語(作者不詳)
10.雨にも負けず(宮沢賢治)
11.枕草子(清少納言)
上級
12.春暁(孟浩然)
13.偶成(朱熹)
14.春望(杜甫)
15.初恋(島崎藤村)
16.方丈記(鴨長明)
17.日本国憲法 前文
18.学問のすすめ(福沢諭吉)
以上18個の名文を全てクリアした児童は、“名文暗唱達人”として全校児童の前で認定証が渡されます。
中には、その上の特別版にチャレンジする児童もいます。
特別版
冬が来た(高村光太郎)
竹(萩原朔太郎)
竹取物語〔作者不詳〕
静夜思(李白)
坊ちゃん(夏目漱石)
吾輩は猫である(夏目漱石)
徒然草 第九十二段(吉田兼好)
おくの細道(松尾芭蕉)
矛盾(韓非子)
戦わずして勝つ(孫子)
風姿花伝 秘すれば花(世阿弥)
ここ数日、登校の際、歩きながら長い名文をひたすら声に出して練習している児童がいます。
1年生にとっては、一つひとつの名文を暗唱し、いくつクリアすることができるか。
2年生以上は、昨年の自分の記録をどれだけ伸ばすことができるか。
今年も、自身の限界への熱い挑戦が続いています。
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