12月のモットー「寛大」

2025年12月1日
中学校小学校校長お話

かもめ祭りお疲れ様でした。

かもめ祭りのエピソードで、保護者の方から中高生が良く働いてくれたという評価をしばしばいただきます。
確かに生徒たちはかもめ祭りだけでなく、様々な行事に伴う作業の場面でよく働いてくれます。

例えば、何かを運ぶときに近くにいる生徒に、「おーい誰かこれ持っていってくれ」と頼めばすぐに誰かが反応してくれますし、「おーい誰か手空いている者おらんか」と声をかければ「はーい」と言って誰かが来てくれます。
これらはその生徒の寛大さが表れているのだと思います。
その時間はそれが仕事だという意識があるからなのは事実でしょうが、生徒達全員がこちらの呼びかけに気前よく答えてくれるわけではありません。

寛大さというものは不思議なもので、何となく私たちは寛大でないよりも寛大である方が良いと分かっています。
寛大さを示すときは努力がいるときがありますが、示せなかったときは後味が悪くなるからです。
また、自分に代わって誰かが寛大な行動をするのを見ると、ちょっとしたうしろめたさを感じたりします。

寛大さは一つの習性です。
習性を身につけるにはこつこつとそれを実践していく必要があります。
作業のときに現れた寛大な行動はそれまでの積み重ねの結果であると同時に、いろいろな場面で寛大に応える土台にもなります。

今月のモットーは寛大です。
日々の小さな寛大さを実践してどんどん寛大な人になって行って欲しいと思います。

カトリックの教えについて、もっと詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
オプス・デイ ジャパン「信仰を育む」

本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。

モットー
4月礼儀
5月敬愛
6月勤勉
7月友情
8月英雄的瞬間
9月責任感
10月誠実
11月秩序
12月寛大
1月清貧
2月剛毅
3月感謝

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