6年生が伊王島へ地層観察実習に行きました。
心配した寒さもそれほどではなく、程よい気温の中実習ができました。
まず、香焼運動公園にある展望所から長崎港口に浮かぶ島の地層を観察。
地下に広がる地層のつながりを想像します。
また、長崎火山による火成岩の地域と古第三紀(こだいさんき Paleogene period、6,600万年前から2,303万年前までの時代)の地層の境目を確認しました。
最初の訪問地は千畳敷。
ここでは、湾を挟んで右と左の地層のつながりを確認しました。
斜めに傾いたダイナミックな地層を見ることができます。
次の訪問地は西の浜。
ここでは砂岩の中にカニの巣穴の化石であるサンドパイプが見られます。
全員採集することができました。
次の訪問地は畦の海岸。
海の向こうに高島を見ながらお昼のお弁当を頬張ります。
この海岸は鬼の洗濯岩のような段々の地形が広がっています。
硬い泥岩と比較的柔らかい砂岩の互層で、柔らかい砂岩が波で削られ硬い所が残りこのような地形を成しています。
この場所では貝の化石など海洋性の生物化石が多く産出します。
今は残念ながら採集することはできなくなりましたが、地層の中に埋まっている化石を見つけ4000万年前の時代に想いを馳せました。
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