イエスは目を上げて、金持ちたちが賽銭箱に献金を入れるのを見ておられた。そして、ある貧しいやもめがレプトン銅貨二枚を入れるのを見て、言われた。「確かに言っておくが、この貧しいやもめは、だれよりもたくさん入れた。あの金持ちたちは皆、有り余る中から献金したが、この人は、乏しい中から持っている生活費を全部入れたからである。」(ルカ21:1-4)
2000年前、イエス・キリストが生活していた当時、ユダヤでは、より多くの献金をしたものがより神の目にかなうと考えられていたようです。
この話を読むと、何となく心の片隅が咎めるような気がします。長者番付にのるような人が、何かの慈善事業のために用立てる。これは勿論、素晴らしいことです。しかし、自分には関係のないこと。そう思い込んでいるふしがあると思います。
お金の話ばかりではありません。たまたま内線に出たら、ちょっとだけ面倒なことを頼まれてしまった。自分でなくても構わない仕事。つまり自分には関係のないこと。しかし、やったら1~2分でできる頼まれごとです。
今月のモットーは「寛大」です。たとえ自分には関係ないと思われることでも、わたしの物、わたしの時間、わたしの労力など、どれも「有り余る」ほど持っているわけではないけれど、余裕がないほど、誰かのために役立てることができないほどではありません。冒頭の聖書の寡婦のように生活費をすべて寛大に捧げることはできなくても、少し心にゆとりを持ち年末を迎えたいと思います。
カトリックの教えについて、もっと詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
精道三川台中学・高等学校「カトリックの教え」
オプス・デイ ジャパン「信仰を育む」
本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。
月 | モットー |
4月 | 礼儀 |
5月 | 敬愛 |
6月 | 勤勉 |
7月 | 友情 |
8月 | 英雄的瞬間 |
9月 | 責任感 |
10月 | 誠実 |
11月 | 秩序 |
12月 | 寛大 |
1月 | 清貧 |
2月 | 剛毅 |
3月 | 感謝 |
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