休み時間のちょっとした隙間時間に、子どもたちは「めくり」を楽しんでいます。
書き取りが面倒で覚えるのが大変、と「漢字」に苦手意識をもつこどもは少なくありません。
しかし、漢字は日本語表現を豊かにするために不可欠な知識ですし、しっかりと身に付ければ将来役にたちます。
漢字学習は積み重ねが大切です。
何度も漢字を見、それを表す絵を見て、読んで確かめる。
そうしているうちに定着し、難しい漢字もスラスラと読めるようになっていきます。
本校には、楽しみながら漢字に親しむことができるちょっとした仕掛けがあります。
国語の授業では、3年生終了時までに、小学校6年間で習う漢字を先習し、読むことができるようなカリキュラムを組んで指導しています。
漢字は一見複雑そうですが、それ故に識別しやすいのです。
そして具体的な意味や内容を表わしていますから、子どもには絵を見るのと同じように理解されます。
つまり、漢字は「目」で理解する言葉(視覚言語)なのです。
一方、ひらがなやカタカナは抽象的で一字一字には何の意味もありません。
つまり耳で理解する言葉(聴覚言語)というわけです。
読めそうで読めない漢字、例えば、、、
何度もめくって、何度も確認する。
面倒がらずに仲間達とワイワイ言いながら覚えていく子どもたち。
給食室前、階段の踊り場、廊下の壁など校舎内のあちらこちらにある「めくり」が、子どもたちの好奇心をくすぐり続けています。
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