精道三川台小学校

長崎市の私立小学校

2年 観察名人になろう

2年 観察名人になろう

生活科でミニトマトを栽培しています。
小さな苗から育て始めたのですが、だいぶ実がつきはじめました。
その様子を目の当たりにして、子どもたちはこれまで以上にお世話を頑張っています。

さて、国語では「かんさつ名人になろう」の単元を学習しています。
この単元では、以下の3点を理解させたいと思っています。

①「記録をとる」ことの重要性を認識させること。
② 前に起きたことを知ることができるのは、記録が残されているからであること。
③ 何を見て書いているのか、何がどうなっているのかを意識することで観察した視点がはっきりすること。

また、「○○が、~である。」という文の基本形をしっかり押さえた上で、文と文との続き方に注意しながら、つながりのある文章を書かせたいと思っています。

観察のために教室を出ようとしたとき、Aくんが
「先生、1m定規を貸してください!」と言いました。
「どうして?」と聞くと、A君は、
「ミニトマトの苗が大きくなってきて、ぼくたちが持っている定規では足りないんです。」

Aくんは、数日前、生活科の時間に観察したときのことを思い出し、瞬時に15cm定規では長さが足りないことに気づき、ミニトマトの苗の高さを測るには1m定規が必要だと判断したのでしょう。

教科の壁をすんなり乗り越え、自ら解決しようとする子どもたち。

1m定規を使っているところ

子どもたちは、対象をしっかり見る、毎日見る、1日に何度も見るという行為を通して、観点が増えたり、観察題材の様子が変化したりすることを体験しています。
実際観察に行くと、A君が1m定規で苗の高さを測っているその隣では、B君が実に鼻を近づけにおいをかいでいました。

他にも、実の手触りを確かめていたり、一つひとつの実の大きさを確かめている子どももいました。

子どもたちは、それぞれの観点の記録を細かく記録に残していました。

スケッチした絵

 

5月27日(木) くもり
ミニトマトのみが大きくなってきました。
もうすぐおいしいミニトマトのみになりそうです。
いちばん大きいみでタンポポの花ぐらいです。
小さいみは小さいビー玉ぐらいです。
色はまだみどり色です。
ミニトマトの数は9こでした。
さわってみたら赤いトマトと同じぐらいつるつるしていました。
赤いミニトマトになってたべるのがたのしみです。

よく観察し記録することができました。
 

Facebookコメント

最近の投稿

第31回 お母さんの詩コンクール「審査員特別賞」

第31回 お母さんの詩コンクール「審査員特別賞」

家族や大切な人への思いを詩につづる「第31回おかあさんの詩コンクール」(NCC長崎文化放送主催、JA全農ながさき共催、朝日新聞など後援)で、本校児童の3年生が「審査員特別賞」、5年生が「佳作」を受賞しました。 作品を紹介します。 「つうちひ...
42期生 卒業

42期生 卒業

3月15日(土)、42期生の卒業式を行いました。 校長先生の式辞を拝聴し、各自卒業証書を受け取りました。   最高学年として、後輩たち特に1年生の世話を積極的に果たしてくれ良いお手本を示してくれました。 立派な“セイドーボーイ”となった6年...
6年家庭科「防災食実習」 

6年家庭科「防災食実習」 

6年生家庭科の授業内にて防災食である「アルファ化米」を実際に作って食べる学習をしました。  「アルファ化米」を初めて食べる児童が多く、みんなわくわくしながら説明を一読。  入れるお湯の量は袋の内側にラインがあり、そこを目安に少しだけ多めに入...
6年 家庭科調理実習「焼きそば」 

6年 家庭科調理実習「焼きそば」 

6年生の家庭科で調理実習をしました。  まずは人参の切り方に関して学習。 甘みを感じたい切り方、食感を楽しむ切り方、それぞれ班で話し合ってどちらの切り方にするか決めて切りました。  野菜の食感を生かすために火の通りにくい野菜から炒めて一度取...
More
Return Top