5月は聖母月。
小学6年生は、5月最後の金曜日、十字架山に巡礼に行きました。
十字架山は、辻町にあります。
住宅街の中に忽然と現れるので、近くを通るだけでは気づかないかも知れません。
十字架山は、1881年(明治14年)キリスト教を信じたという罪で流配(島流し)から生き残って帰ってきた浦上のカトリック信者の方々によって造られたそうです。
大十字架の台石には60人の力持ちの男たちにより、「いしがみ」の石切り場から7日間を費して、ここまで運び上げられたといいます。
今では、周囲は普通の住宅地という十字架山ですが、1950年、山口愛次郎司教がローマを訪問し、教皇ピオ十二世に謁見した時に、公式巡礼地と指定されました。
ロザリオとは、聖母マリアに取り次ぎを願う祈りで、数珠のようなものを使いながら、Ave Mariaの祈りを唱えます。
ロザリオを一周すると一環(いっかん)唱えたことになります。
数ある巡礼地の中でも、公式な巡礼地に指定された巡礼地に、学校から徒歩10分余りで行けるというのは、幸運なことです。
しかし、坂の多い往復の道にすっかり疲れてしまい「もう、無理~」という子もいました。
でも、そうした苦労を伴うのが巡礼の正しい姿です。
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