先日、4年生は社会科見学で、永井 隆記念館と如己堂を訪れ、永井博士の生涯とその教えについて学んできました。
永井 隆博士を簡単に紹介します。(長崎市永井隆記念館 パンフレットより抜粋)
昭和20年(1945年) 午前11時2分、長崎に原子爆弾が落とされ、長崎大学医学部で被爆し大けがを負った博士でしたが、我が身も顧みず、生き残った医師や看護婦、技師とともに、家族の消息もたずねないまま、何度も意識を失いながら救護活動を行いました。
その後、教会の仲間たちから贈られた、たたみ2畳ほどの小さな家に、博士はカトリックの聖書の中の教え(己の如く隣人を愛せよ)から“如己堂”と名づけ、ここで寝たままで原爆による病気の研究をしたり、「長崎の鐘」や「この子を残して」など17冊もの本を書いて、原子爆弾の恐ろしさや戦争の愚かさ、「いのち」と「平和」の大切さを訴えました。
そして永井博士は、本の出版で得たお金の多くを長崎市の復興のために寄付をしたのです。それら博士の功績に対し、長崎市は博士を第1号の長崎市名誉市民として表彰しました。
子どもたちは、長崎のこの場所で起きた原子爆弾投下やその被害の凄まじさ、並びに“平和を”と説き続けた博士の思いを感じることができた貴重な見学となりました。
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