コンビニでおにぎりを110円で買いました。
でも、よく考えてみれば、おにぎり自体の値段は「ただ」です。
なぜでしょうか?お米を育てた人、海苔を採った人、ご飯を炊いて握った人、それを包装した人、工場からお店まで運んだ人、それを売る人、それぞれ働いた人にお金を渡すと、代金の110円すべてがなくなります。
結局、おにぎり「そのもの」は無料なのです!
あらゆる食べ物は、「自然の恵み、労働の実り」です。
だから食事をする前に「いただきます」と感謝をします。
自然を創った神と、働いてくださった人に感謝しているのです。
コンビニのおにぎりは、神様からのプレゼント(自然)と人間の仕事でできていました。おにぎりに限らず、全てのものは人間と神の共同作品です。
身の回りのものをもう一度、見回してください。
鉛筆、ノート、着ている服、座っている椅子、学校の建物など、世界は神様の贈り物と人間の仕事でできています。
お金を払ったから自分の「もの」だと勘違いしがちですが、お金は働いた人に払っているのです。
「もの」自体は無償の恵みです。
ただで神様からいただきました。
だから、何でも感謝しないといけません。
今、環境破壊がすすんでいます。
後戻りできる最後のチャンスです。
何もしないと手遅れになります。
こうなった原因は自然を単なる資源として考え、経済的な価値しか見なかったからです。
「自然は神からの貴重な恵みである」という観点が抜け落ちていたのです。
地球を守るために、科学技術だけでは足りません。
自然を神から預かった大切な宝と思い、資源を私有せず、次の世代に伝えたいという愛が必要になります。
ミサは、「感謝の祭儀」と訳されます。
その中で「大地の恵み、労働の実り」と唱えます。
年度末を迎えましたが、この一年を感謝で締めくくりましょう。
本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。
月 | モットー |
4月 | 礼儀 |
5月 | 敬愛 |
6月 | 勤勉 |
7月 | 友情 |
8月 | 英雄的瞬間 |
9月 | 責任感 |
10月 | 誠実 |
11月 | 秩序 |
12月 | 寛大 |
1月 | 清貧 |
2月 | 剛毅 |
3月 | 感謝 |
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