「言わないと宿題に取り掛かりません・・。」
「自分でする時と、言われないとできない時があり、宿題をザーッとやる時がたまにあります・・。」などの保護者の声を時々耳にします。
ダラッとしている息子を見ると、つい「宿題した?まだしてないとね!はよせんねっ!!」と言いたくなりますが、そう言っても子どもたちは動きません。
たとえ動いたとしても、嫌々するだけなので集中力が続かず文字も乱雑になってしまう・・・。
学校で提出したらやり直しになり、さらにやる気がなくなるというようにどんどん悪いサイクルに入っていきます。
この悪いサイクルを断ち切るために、実況中継をおすすめします!
では、「実況中継法(子どもを褒めるだけの)」を具体的に紹介いたします。
低学年には効果絶大です。
「実況中継」をするにあたり、次の2つのことを念頭に置かれ声かけされると良いと思います。
①笑わせる
②褒める(どんな小さなことでも構いません)
例えば・・・
<パターン1>
息子:ダラダラとyoutubeばかりみている・・・
親:「おっと、そろそろ宿題の時間が迫ってきました! ○○は宿題にとりかかるのでしょうか? つづく!」と言ってその場を離れましょう。
(ここで動けば勝ったも同然! 次に進みましょう!)
<パターン2>
息子:「もうちょっとしてから・・・」
親:「おっ!さすがです! あと少しで宿題を始めるようです! いま何をしないといけないのかがわかっています! さすが1年生! もう赤ちゃんではありません!」
(良いように解釈し、とにかく褒めます!)
<パターン3>
息子:「・・・」(ちょっとでも身体を動かしたら実況中継のチャンスです!)
親:「ま、まさか、テレビのスイッチを切るのか!?」、「おっ、立ちあがるか? 立ちあがるか? 立ちましたっ!!」など宿題に取りかかるよう促します。
宿題に取りかかるまで続けましょう! とにかく褒めて笑わせます!
※ココまでが苦労するところです! 宿題をやり始めたらこっちのものです!2⃣宿題をやり始めたら、あとは1・2行程度見られた後に・・
<字が乱雑だった場合>
「あっと、これでは一発合格できません! やり直しタイムに苦労してしまいそうです! 解説の○○さん! 本日はどうでしょうか?」(近くにいる家族を巻き込みましょう!)
「ん~・・付箋を貼られてしまうのか!?」
「『相手が強いけんオレ勝ちきらん・・』と言って逃げてしまう仮面ライダーがいるのか!?それと同じことです!」
「これが限界か~・・いや、まだまだ丁寧に書けることをみんな知っています!」
などと、字が丁寧になるまで実況しましょう!
<字が丁寧だった場合>
「おっ! さすがです! カッコイイ字を書いています!」
「おっと!これはもう2年生レベルです!」
「何と言っても姿勢が良い!」
「朝なのか!? 字が綺麗すぎてまぶしいです!」
「明日は一発合格間違いありません!」
「明日のやり直しは無しか~!?」
などと、大袈裟に褒め
「これを最後まで続けられたらもっとすごいです! ○分後の実況がとても楽しみです!」
などと言い残しその場を離れましょう!
子どものやる気スイッチが入ればこっちのものです!
そして、できたことを最後に必ず評価し褒めてあげて下さい!
大人の声かけ一つで子ども達は本当に変わります。
やらされてするのと自ら進んでするのとでは後々大きな差となって表れます。
子ども達のやる気スイッチは一人ひとり違います。
いろんなやり方を試しながら、その子に合ったやる気スイッチの押し方を探してみましょう。
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