7月のモットー「友情」

2025年7月11日
小学校

2024年度上期をめどに、一万円札、五千円札、千円札の各紙幣が20年ぶりに印新されました。
現在一万円紙幣の顔は誰でしょうか?
そうです、渋沢栄一の話をしたいと思います。
幕末から明治期にかけて活躍された資本主義の父と呼ばれ、
貧しい人や、浮浪少年などの世話をする施設である「養育院」をつくったことがあります。

そこに収容される人たちを長年観察していると渋沢さんは一貫した特徴があることに気づきます。
彼らの共通する特徴は、「常に自分の都合だけを考えている」ということでした。
でも、自分だけよければいいと思っていると、自分すらよくならなかったのです。
自分ひとりすら養っていけなくなっていたわけですから。

ここで、渋沢栄一は気づいたのです。
自分が存在する意義というのは、自分のためだけにあるのではなく、
社会のため、他人のためにあると。

うまくいかないのは、
「わたしが、わたしが」、という余分な「我」を握りしめていたからだったのです。
ここで大事なのは、自分より相手の善を優先する。
つまり、「思いやり」です。
自分の利益のために仲良くするのは友情ではありません。
友情は、自分自身を与え、同時に相手を全面的に受け入れることです。
そうすることで喜びは二倍になり、悲しみは半分になります。

さあ、身近な友達に「思いやり」を心がけて過ごしていきましょう。

カトリックの教えについて、もっと詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
オプス・デイ ジャパン「信仰を育む」

本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。

モットー
4月 礼儀
5月 敬愛
6月 勤勉
7月 友情
8月 英雄的瞬間
9月 責任感
10月 誠実
11月 秩序
12月 寛大
1月 清貧
2月 剛毅
3月 感謝

 

 

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